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技術 2025年6月27日

Mastra Cloud、パブリックベータ版を公開 - AIエージェントの簡単デプロイを実現

5分で読める aidevs.jp編集部
クラウドテクノロジーとAIエージェントのイメージ

2025年6月26日、Mastra社は同社のクラウドプラットフォーム「Mastra Cloud」のパブリックベータ版を公開しました。AIエージェントとワークフローをサーバー管理なしで簡単にデプロイできるこのプラットフォームは、ウェイトリストや招待制を撤廃し、誰でもすぐに利用開始できるようになりました。

Mastra Cloudの概要

Mastra Cloudは「AIエージェントとワークフローをデプロイする最も簡単な方法」として位置づけられています。同社によると、サーバー管理やインフラ構築の煩雑さを排除し、開発者がコードの実装に集中できる環境を提供することを目的としています。

主な特徴

  • インテリジェントAIエージェントのデプロイと管理
  • エージェントスレッド内での永続的メモリ機能
  • エージェントテスト用のプレイグラウンドUI
  • リアルタイムモニタリングとデバッグ機能
  • Mastraエコシステムとの統合(エージェント、ワークフロー、RAG、オブザーバビリティ)

利用開始方法

Mastra Cloudは、公式ウェブサイト(mastra.ai/cloud)からアクセス可能です。同社は「数分で登録して最初のエージェントをデプロイできる」としており、迅速な導入を可能にしています。

パブリックベータ版の公開にあたり、同社は「ウェイトリストなし、招待制なし」を強調しており、開発者がすぐにプラットフォームを試せる環境を整えています。

開発者コミュニティへの呼びかけ

Mastra社は、開発者に対してDiscordコミュニティでプロジェクトやフィードバックを共有するよう呼びかけています。同社は「AI主導の未来に向けて最高の製品を構築する」ことを目標に掲げており、コミュニティからの意見を積極的に取り入れる姿勢を示しています。

今後の展望

パブリックベータ版の公開により、より多くの開発者がMastra Cloudを利用し、フィードバックを提供することが期待されます。現時点では価格体系については明らかにされていませんが、今後の正式版リリースに向けて、機能の拡充や料金プランの発表が予定されているものと考えられます。

まとめ

Mastra Cloudのパブリックベータ版公開は、AIエージェント開発における大きな一歩となります。インフラ管理の負担を軽減し、開発者がAIエージェントの構築に集中できる環境を提供することで、AI開発の民主化に貢献することが期待されます。

開発者は、mastra.ai/cloudからすぐにプラットフォームを試すことができ、AIエージェントとワークフローの新しいデプロイ方法を体験できます。パブリックベータ期間中のフィードバックが、今後のプラットフォームの発展に重要な役割を果たすことになるでしょう。